長らくWordPress初の標準ブロックテーマであるTT2(Twenty Twenty-Two)で運営してきて、ブロックテーマを初めて触った時からのいろいろなカスタマイズケースなどを公開してきたこのサイトですが、機構や操作に慣れてきて、一様の結論に至りましたので、恐らく最終となるテーマ変更をしました。
現在有効化しているテーマは「HA Twenty Twenty-Three」という、これもWordPressのデフォルトブロックテーマであるTT3(Twenty Twenty-Three)をフォーク(派生化)したものです。
自身の備忘録を兼ね、また、ブロックテーマは何を使ったらいいのか?どうカスタマイズを進めればいいのか?と私のように右往左往されている方のために公開しておきます。
これまでは、基本的なサイト構造としては、以下のような形で運営していました。
- Twenty Twenty-Two(TT2)の子テーマを有効化
- 独自プラグイン「Hima Art Utility」を使用
- 独自プラグイン「HA Alt Childtheme 」を使用
- 独自プラグイン「HA TT2 Theme Json Changer」を使用
このようにしてきた流れとしては、
- 親テーマの更新で台無しにならないように、子テーマは必要だろう
→子テーマを作って有効化した - ブロックテーマの場合、テーマではなくプラグインから機能の追加はした方がいいだろう
→「Hima Art Utility」「HA Alt Childtheme」を使ってテーマには何も変更を加えなくてもよくした - json形式でのファイル編集に慣れていないので、PHPから上書きできるようにしよう
→「HA TT2 Theme Json Changer」でプラグイン側から上書きできるようにした
私は長らくクラシックテーマを使用したり自作したりしてきたので、子テーマを使うことが大前提からスタート、ブロックテーマはほぼすべての機構がWordPress本体のブロックエディターに依存しているから、テーマ自体にカスタマイズするよりも、プラグインからアプローチしたほうがいいだろうと右往左往した結果でした。
でも、約2年こうしていろいろ行ってきた結論として、ブロックテーマってテンプレート類とtheme.jsonがあれば、その他はそれほどテーマによる違いがないのでは?というところに達し、これまでのWordPress標準ブロックテーマも、更新はされていてもそれほど大掛かりな変更はなかったことから確信を得て今回のテーマ変更に至った次第です。
これによって現在では以下のようにしています。
- TT3をフォークして「HA Twenty Twenty-Three」というテーマ名として有効化
- 更新の影響は受けないので、子テーマはなし
- 同じく更新の影響は受けないので「HA Alt Childtheme」に書いていたカスタムコード類はテーマ内へ移行
- 機能としては充実しているので「Hima Art Utility」はそのまま使用
- theme.jsonの編集に慣れてきたので、「HA TT2 Theme Json Changer」は停止して削除
結果的には、フォークした親テーマ+「Hima Art Utility」というすっきりした形になりました。
多分WordPress標準のブロックテーマやその他ブロックテーマを使用されている方は、私と同じように子テーマの使用からスタートしているのかも知れませんが、本サイトのようにフォークしてしまえばそれも不要ですので、余分なものをなるべく減らして運営されてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、TT3をベースとしたブロックテーマのフォーク方法(例)や、私自身のサイトに必要ないろいろな機能を盛り込んだ「Hima Art Utility」プラグインについては、以下からご覧いただけますので、参考にご覧いただければと思います。
...と言いながら、まだまだ調整すべき部分があり、お見苦しい点があろうかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
ちなみに、TT2の頃からブロックテーマを使っているという足跡を残すため、また、ブロックテーマの素晴らしい機構を開発していただいた方々へのリスペクトを込めて、トップページやアーカイブページ用のヘッダーには、TT2の鳥さん?の画像を入れています。
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