【Hima Art Utility】プラグインをバージョン5.8へ更新しました。
以下が更新内容です。
機能の改修・不具合修正・調整など
構造化データ出力機能の改修
構造化データの出力機能に関して、結構大掛かりな改修を行いました。改修およびそれに伴って追加をした機能は以下の通りです。
設定は「サイト最適化」→「検索エンジン最適化」→「構造化データの出力」で行えます。
出力する内容の見直し
複雑な条件分岐で行っていた出力用のプログラムを簡素化し、より正確に構造化データを出力できるように改修しました。
個別の固定ページでスキーマタイプを選択できる機能を追加
固定ページの編集画面に「構造化データのスキーマタイプ」という選択項目を設け、以下のように指定できるようにしました。
- WebPage(デフォルト)・・・一般的な固定ページ
- FAQPage・・・よくある質問ページなど(あくまでもページの種類を特定するためのもの)
- AboutPage・・・サイト概要・企業概要など
- ContactPage・・・コンタクトフォームを設置しているページ
個別の投稿でサイト全体のスキーマタイプを選択できる機能を追加
投稿全般にデフォルトで出力するスキーマタイプを設定画面で以下の中から指定できるようにしました。
- Article(デフォルト)・・・投稿・記事全般
- BlogPosting・・・日記・雑記など
- NewsArticle・・・ニュース・時事情報など
カスタム投稿タイプを追加して、別のスキーマを持つ投稿の集まりを持つサイト向けに、以下のコードを使って投稿タイプ別のスキーマタイプを指定できるようにしました。
function set_bulk_posttype_schema_type($schema_type) {
$post_type_map = [
//記述例
//'投稿タイプスラグ' => 'NewsArticle',//ニュースの場合
//'投稿タイプスラグ' => 'BlogPosting',//日記・雑記などの場合
//以下に投稿タイプスラグとスキーマタイプの組み合わせを追加
];
$current_post_type = get_post_type();
if (array_key_exists($current_post_type, $post_type_map)) {
return $post_type_map[$current_post_type];
}
return $schema_type;
}
add_filter('haup_change_post_schema_type_filter', 'set_bulk_posttype_schema_type');
サイト運営者のSNS情報などを設定できる機能を追加
全ページ共通の運営者情報を以下のように設定できるようにしました。
- XのプロフィールURL
- FacebookページのURL
- InstagramのプロフィールURL
- サイトの運営者名(設定しない場合にはそのサイトのサイト名)
- サイト運営者のURL(設定しない場合はそのサイトのトップページURL)
アーカイブページの2ページ目以降のタイトルに「-ページ番号」を付与するよう修正
各アーカイブページで複数ページがある場合のタイトルが重複しないよう「-ページ番号」を付与するように修正しました。
構造化データ出力機能の詳細は以下のページをご覧ください。
プラグインの初期有効化時に出ることがある警告の解消
プラグインを始めて有効化した時に出ることがある「設定キーが存在しない」等のメッセージが出ないよう、初期値の登録を行うようにしました。
Plugin Checkで指摘される項目についてのコード改修
指摘されるプログラム部分について詳細に検証して修正を行いました。
※コードに問題がなく指摘される部分については「// phpcs:ignore 」コメントを付与して警告を非表示にする措置を行いました。
投稿タイプフィルターの修正
本プラグインの機能をカスタム投稿タイプでも使えるようにする以下のフィルターコードを使用した際、コンマ区切りで投稿タイプを列記した際にスペースが入っていることで適用されない問題の修復をしました。
function change_haup_is_single_posttype() {
$new_posttype = 'post,追加する投稿タイプをコンマ区切りで追加';
$posttypes = $new_posttype;
return $posttypes;
}
add_filter( 'haup_is_single_filter', 'change_haup_is_single_posttype' );
設定画面の改修
プラグインの設定画面に、その設定に関する詳細解説ページがある場合にはそのページへのリンクを表示させるようにしました。
コードを使って条件を変更する機能(フィルターフック)について、詳細な解説とコード例を表示させるようにしました(カスタム投稿タイプに関するコードの紹介部分では現在サイトに存在する投稿タイプの一覧を表示させ、コードを作成しやすくする工夫もしました)。
追加した機能
アーカイブページへのcanonicalタグ出力機能を追加
5.7で廃止したcanonicalタグ出力機能のうち、アーカイブページに対する出力機能のみコードを改修して復活させました。
自動タグ紐づけ機能
「下書き保存」「公開」「更新」ボタンクリック時に、投稿の本文内に一定回数投稿タグと同じ文字列が存在する場合にはそのタグに自動で紐づける機能を追加しました。
メディアライブラリのグリッド表示
最近のWordPressバージョンで変更となったメディアライブラリをグリッド表示させた際ののボタンによる追加読み込みを無効にし、従前の無限スクロール表示を復活させる機能を追加しました。
スペーサーブロックのスタイル
スペーサーブロックにclamp関数を用いた高さを指定するスタイルボタンを追加しました。
clamp関数:CSSの文字スタイル定義の一つで、最小画面幅に対する値と最大画面幅に対する値を指定することでその間のサイズを自動で可変する汎用なスタイル関数です
最新版のダウンロード
最新バージョン 5.8 (2025年9月20日リリース)
累計ダウンロード数:167回
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