WordPressのコンテンツ管理をとても便利にする同期パターン(旧再利用ブロック)機能はご存じですか。
投稿や固定ページ、ブロックテーマのテンプレート内などに自由に挿入でき、大元のパターンを編集すれば即座に挿入されているすべてのコンテンツに反映されるので、広告挿入や定型的な説明文など、共通して入れておきたいけど後から一括で編集したいというケースで非常に重宝します。
さて、この同期パターン(旧再利用ブロック)、私的に1つこれができたらいいのにと思うところがあります。
それは、作成や挿入は簡単にできても、どの投稿(固定ページ)にその同期ブロックが挿入されているかが分からないこと。
同期パータンを超簡潔に解釈すると、投稿本文に別の投稿の本文を差し込むような機能で、管理側では本文の一部とは認識されないため、投稿や固定ページで定型文の一部を入力して検索しても、Search Regexのようなコンテンツの検索と置き換えをするプラグインを使っても、検索結果には反映されないのです。
唯一、同期パターンのIDを調べ、そのIDで検索することで検索可能です
本ページで紹介する「Fabrica Synced Pattern Instances」は特に設定の必要もなく、以下のことができるので、同期ブロックの管理がとてもしやすくなるプラグインです。
- 管理画面の左メニューに「パターン」の一覧を表示させるメニューを表示する
- 「パターン」一覧で「同期パターン」なのか「非同期パターン」なのかが判別できる
- 「同期パターン」が挿入されている件数、挿入されている投稿や固定ページの一覧が表示でき、そこから編集画面に遷移することもできる
プラグインのバージョン情報・動作確認の環境など
このページでは、WordPress公式より入手可能であり、私的に有用と思うプラグインを紹介しています。
プラグインの最新情報
プラグイン公式ページに記載されている情報です。
| プラグイン名 | Fabrica Synced Pattern Instances |
| プラグインの作者 | Yes We Work |
| プラグイン作者サイト | https://github.com/yeswework/fabrica-reusable-block-instances/ |
| 最新バージョン | 1.0.9(2024年11月15日に最終更新) |
| 必須環境 | 最低WordPressバージョン:5.0 / 最低PHPバージョン:5.6 |
| 言語 | 日本語で利用できます ★私はこのプラグインの日本語翻訳に参加しています |
テストした環境など
このプラグインをテスト(試用)した時のバージョンや、テスト環境の情報です。
| 試用したバージョン | 1.0.7 |
| 使用しているサーバー | カラフルボックス
|
| WordPressバージョン | 6.4.3 |
| PHPバージョン | 8.2 |
| 使用しているテーマ | Twenty Twenty-Threeのフォークテーマ |
プラグインのインストール方法・使用方法
プラグインのインストールと有効化については他と同様に以下のいずれかの手順で行えます。
- プラグインの新規追加からプラグイン名で検索してインストール&有効化する
- 上記リンク先の公式ページよりダウンロード後、プラグインの新規追加からアップロードしてインストール&有効化する
プラグインの設定や基本的な使用方法
プラグインをインストールして有効化すると、管理画面の左メニューに「パターン」というメニューが追加されます。
「パターン」をクリックすると、作成済のパターン一覧が投稿一覧のように表示されます。
「インスタンス」という列に以下の情報が表示されます
- 「非同期パターン」であれば「非同期パターン」と表示
- 「同期パターン」の場合は、その同期パターンが挿入されている投稿・固定ページ・カスタム投稿タイプのコンテンツ数を表示
- 数字をクリックすると、「同期パターン」が挿入されているコンテンツの一覧が表示され、そこから編集画面に飛んで編集することも可能









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