バージョン2.6から追加した、メールの送信をSMTP-AUTHへ切り替える機能の紹介と設定方法です。

機能の概要

WordPressは、「PHPMailer」というPHPのメール送信機能をWordPress用にした「wp mail」という機能を使って、通知などのメール送信を行っています。

「wp mail」の難点は、確実にメールの送受信を行えるユーザーからの送信であるかを認証しないままメールを送付するためスパム判定される可能性があること、メールの内容が暗号化されないこと、メールの送信者名が「WordPress」となってしまうことなどが挙げられます。

本機能を使うことでメールの到達率を上げ、メールの送信者をサイト名にすることができます。

設定方法

本機能を利用するには、サイトのメールアドレスに対するメールサーバーとの接続情報および設定情報が必要です

設定は「サイトの最適化」→「送信メールの暗号化」で行えます。

設定項目と設定の仕方、注意事項は以下の通りです。

項目説明
SMTP-AUTHを有効にするメールの送信方法を変更する場合有効にします
※無効の場合、以下の設定に関わらず送信方法は変更されません
ホスト名メールサーバーへ接続するためのホスト名を指定します
暗号化方法メールの暗号化方法(SSLまたはTLS)を指定します
ポート番号メールの暗号化方法に応じた送信ポート番号を指定します
ユーザー名メールサーバーへ接続するためのユーザー名を指定します
パスワードメールサーバーへ接続するためのパスワードを指定します

本機能を使用する際の注意事項

本機能は、メールの接続情報が正しいかを確認するチェック機能を持っていません。

機能設定および有効化後は、「WP Test Email」プラグインなどを用いた送信テスト、送信されたメールの受信テストを十分に行ってください。

自力で機能を実装したい方へ

Hima Art Utilityプラグインを使わず、テーマや自作プラグイン等へ自力で機能追加をしたい方は、以下のページを参照ください。