通常、wp_enqueue_〇〇を使用して、スクリプトやCSSを読み込むようにすると、HTML上のリンクの末尾に「?=〇〇」というバージョン情報が付加されます。
これは、wp_enqueue_〇〇の第4引数で指定でき、通常は「false」に指定すると現在のWordPressバージョンが出力され、「null」に指定すると何も出力されないようになっています。
これを自作プラグインなどのプラグインヘッダー(プラグイン名.php先頭のコメント部分)へ書いたバージョン情報として出力したい場合に使えるコードを紹介します。
これは当サイトで配布している「Hima Art Utility」でスクリプトやCSSの読み込みを行う際、第4引数をすべて「null」に設定していたところ、WordPress公式でプラグインの構文やセキュリティの簡易チェックができる「Plugin Check」を使って不備がないかのチェックをした際に以下のような英語メッセージで「バージョン番号がないぞ」という指摘を受けたのに対処するために作成したコードです。
Version parameter is not explicitly set or has been set to an equivalent of “false” for wp_register_script; This means that the WordPress core version will be used which is not recommended for plugin or theme development.
あまり需要はないと思いますがメモとして..。
以下のコードを自作プラグインのメインファイル(プラグイン名.php)のどこかへ追加します。
/*** プラグインのバージョン情報を取得 ***/
/* get_plugin_data関数を管理画面側だけ有効にする */
if ( is_admin() ) {
if( !function_exists('get_plugin_data') ) {
require_once( ABSPATH . 'wp-admin/includes/plugin.php' );
}
}
/* バージョン番号のコールバック */
/* wp_enqueue_...の第4引数にこのコールバック関数を指定する */
function plugin_ver_callback(){
$data = get_plugin_data( __FILE__ );
$version = ( $data['Version'] );
return $version;
}
そして、そのプラグイン内にあるwp_enqueue_…の第4引数へ「plugin_ver_callback()」と入力すると、HTMLへ出力された際のバージョン番号が、プラグインのバージョン番号になるようになります。
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