WordPress5.8から採用された、メディアライブラリをグッド表示にした時、80件ごとに「さらに読み込む」ボタンが表示され、クリックすると次の80件が表示される機能。

私が管理する複数のサイトでは80件になっていますが、違う場合があるかも知れません。
5.8よりも前のバージョンでは、下までスクロールした段階で更に画像があれば、追加表示される、いわゆる無限スクロール機能になっていたものです。
私自身、機能が変わったのねと別に問題なく使えていたのですが、画像数の多いサイト(私が発見した限りでは1200枚を超える位のサイト)では、このボタンを押してもそれ以降の画像が表示されない現象が発生しました。
コアの不具合としてどなたかが提案されているかは不明ですが、問題が起きないよう、昔の無限スクロールに簡単に戻す方法がありますので備忘録を兼ね紹介しておきます。
5.8よりも前のバージョンで実装されていた、メディアライブラリのグッド表示を無限スクロールにするには、テーマのfunctions.phpへ以下の1行のコードを追加するだけです。
コード追加により画像ブロック挿入後メディアライブラリを参照した際の一覧も無限スクロールになります
add_filter( 'media_library_infinite_scrolling', '__return_true' );
普通にフィルターを掛けるようなユーザー定義関数を用いる書き方では以下のようにします(上記でも機能しますが個人的にはこちらの方がしっくりきます)
/***** メディアライブラリの無限スクロール復活 *****/
function pwcn_infinite_scroll_media_grid(){
return true;
}
add_filter( 'media_library_infinite_scrolling', 'pwcn_infinite_scroll_media_grid' );
余談ですが、今回のようにWordPressのバージョンアップで動作や仕様が変わったとき、旧バージョンの動作に戻せるようにフックが用意されているのは、他のCMSにはない親切な設計だと改めて感心しました。
ちなみに、同じく5.8から変更となった、FSE(フルサイトエディット)の一環であるウィジェット設定でブロック編集ができるようになった機能。これも以前の方が良いという方もいると思いますが、こちらも以下のコードをテーマのfunctions.phpへ追記することで無効にできますから、ついでにどうぞ。
add_filter( 'gutenberg_use_widgets_block_editor', '__return_false' );
add_filter( 'use_widgets_block_editor', '__return_false' );







