【Hima Art Utility】プラグインをバージョン2.2へ更新しました。
本バージョンでWordPress6.2での動作確認も行っています。
今回追加した機能の一部は、WordPressバージョン6.1以上でないと動作しないものを含みます。
お使いのWordPressバージョンが6.0.x以前の場合には、先にWordPress本体の更新を行わないと、エラーが発生する可能性があります
本バージョンのリリース前に、PHP8.1での動作検証、およびWordPress6.2(RC3)での動作検証を行いました。デバッグTrueの状態で指摘される事項はなく、テストサイトおよび本サイト(本サイトのPHPバージョンは8.0)で使用している限りでは不具合等はありませんので、安心してお使いいただいていいと思います。
更新内容は以下の通りです。
重要な更新(該当される方)
管理画面の「HA Utility」→「便利機能」→「投稿・固定ページごとのカスタムCSS、JSを有効にする」を有効にして、投稿・固定ページ個別にCSSやJSを追加したことのない方は、以下の作業は不要です
投稿(固定ページ)ごとのカスタムCSS、および投稿(固定ページ)ごとのカスタムJS追加機能について、セキュリティの観点から、入力値の検証(正確には入力フォーム以外からのコード挿入拒否)を追加しました。
これにより、WordPress標準のカスタムフィールドリストからの変更もできなくなることから、リストに表示しないようにしたため、今までカスタムJS、カスタムCSSへ入力したものが反映されなくなります。
つきましては、以下の手順でこれらの情報が格納されているカスタムフィールド名(メタキー)の変更作業をお願いします。
カスタムフィールド名(メタキー)の変更方法
一時的に、「Simple Post Meta Manager」というWordPress公式で配布されているプラグインをインストール&有効化します(古いプラグインなので検索ではなかなか出てこないかもしれないので、リンクからダウンロードしてインストールしてください)。
「Simple Post Meta Manager」は長く更新されていないプラグインではあるものの、WordPress6.2、PHP8.0でも問題なく動作しました。しかしながら、環境によってはトラブルになる可能性がありますのでご注意願います。
次に、管理画面の「投稿」→「Meta Manager」をクリックし、「Simple Post Meta Manager」の設定画面を開きます。
続いて、下図のように「Rename meta keys」タブをクリックした後、以下のように2つの項目について変更してください。
- 上の窓で「haup_custom_js」を選択、下の窓に「_haup_custom_js」を入力し、「Rename」ボタンをクリック、確認窓で「OK」をクリックします
- 上の窓で「haup_custom_css」を選択、下の窓に「_haup_custom_css」を入力し、「Rename」ボタンをクリック、確認窓で「OK」をクリックします


変更が終わったら、「Simple Post Meta Manager」プラグインは不要ですので、停止&削除します。
変更後、カスタムCSS、カスタムJSを設定している投稿や固定ページを開き、動作を確認してください
お手数をおかけしますが、セキュリティアップのためですのでよろしくお願いいたします。
その他の更新内容
追加した機能
投稿編集画面サイドバーへへショートコード解説ページへのリンクを追加
投稿・固定ページ編集画面右サイドバーへ、HAUPショートコードの公式解説ページを開くためのリンクを表示するようにしました。
投稿編集画面下へショートコードの解説メタボックスを追加
投稿・固定ページ編集画面下へ、HAUPショートコードの使い方(機能の説明とパラメーターの指定例)を追加しました。
前項の公式ページと併せて、よりHAUPショートコードが使いやすくなりました。
カラーパレットへ色を追加+独自色を3色追加可能にする機能を追加
TT2標準のカラーパレットに、HAUP独自のカラーを追加し、追加で任意に3つの色を設定できる機能を追加しました。
この機能はtheme.jsonファイルのカラーパレットに関する記述を、デフォルトの設定+HAUPの追加色へ上書きするものですので、theme.jsonファイルを持たないテーマでは機能しません。
また、TT2(Twenty Twenty-Two)テーマでのみ動作確認をしていますので、その他theme.jsonを持つテーマでは正常に動作しない可能性があります
HA Utilityメニューの「TT2テーマ向け」設定から機能の有効化、カスタムカラーの設定ができます。
機能を有効化後、カスタムカラーを設定しない場合には、カラーパレットの追加カラーを選択するボタン(丸い色)は表示されません
本機能はWordPress6.1以降で追加された関数を使用しています。一応、WordPress6.0.x以前のバージョンでは機能を有効にしても機能しない(エラー回避)ようにはしていますが、テストはしていません。
HTMLソースコードからバージョン情報を削除する機能を追加
以下の2つの設定で、HTMLソースコード上に出力されるWordPressのバージョン情報を削除します。
- CSSやJSの読み込みタグに出力されるバージョン情報
- Generatorタグ
どちらもセキュリティ設定から有効化できます。
これはHTML上から使用しているWordPressのバージョンを知られにくくする措置であり、直接的なセキュリティアップに貢献するものではありません
リストブロックに階層表示デザインを追加(β機能)
リストブロックのデザイン選択に、階層表示を追加しました。
リストを追加していくと自動で縦線・横線が引かれ、ディレクトリ構造などの説明がしやすくなります。
子リストが存在する場合に親リストの縦線が子リストの末端まで伸びてしまう点と、文字サイズなどに完全対応できていない点などからβ機能としています
これを実装するためのヒントとして、「【HTML】リストをツリー表示するには?JavaScriptを使った開閉ツリーのサンプルコードも解説」のページのCSSを参考にさせていただきました。
グループ化したブロックに黒板風デザインを追加
複数のブロックをグループ化した際に、スタイルから黒板風のデザインが選べるようにしました。
スタイルコードは「HTML、CSSを使って黒板風の囲いを作る方法」を参考にさせていただきました。
不具合修正・調整など
投稿本文下のメタボックスを閉じた状態で保持するよう変更
プラグインの機能を有効化すると追加される、以下の投稿・固定ページ編集画面下に表示されるメタボックス(入力窓)について、必要な時に開いて入力できるよう、デフォルトでは閉じた状態にしました。
- SEOメタボックス
- CSS/JS追加メタボックス
- ショートコード解説メタボックス
カスタム投稿タイプ仕様時の対応
カスタム投稿タイプを追加した際に以下の機能が自動追加されるようにしました。
今まではカスタム投稿タイプを使う際に上記の機能を追加するため、テーマのfunctions.phpへプログラムを追加する必要がありましたが、これにより、解消されます。
- 一覧の「最終更新日」列を並び替えできるようにしました
- 一覧の「アクセス数」列を並び替えできるようにしました
- 編集画面の「SEO設定」メタボックスが自動で追加されるようにしました
- 編集画面の「カスタムJS CSS」メタボックスが自動で追加されるようにしました
また、これに伴って、プラグインなどが生成するカスタム投稿タイプや再利用ブロックでは、以下の項目が表示されないようにしました。
- 一覧の「最終更新日」列
- 一覧の「アクセス数」列
- 編集画面の「SEO設定」メタボックス
- 編集画面の「カスタムJS CSS」メタボックス
- 一覧の「タイトル」「キーワード」「説明」列
表示/非表示の判断はカスタム投稿タイプの「public」パラメーターの有効/無効で判断していますので、導入しているプラグイン等によっては、これらの欄が表示されることがあります
カスタムJS、投稿や固定ページごとのカスタムJS見直し
設定画面からサイト全体に追加するカスタムJS、および各投稿・各固定ページで利用できるそのページのみ適用させるカスタムJSについて、以下のように仕様変更を行いました。
- 更新後はコード前後を<script></script>で囲んでいただく必要があります(複数のスクリプト対応のため)
- 遅延処理などでjQueryが動作しない場合には、jQueryの読み込み強制するスイッチを追加しました
バージョン2.1のダウンロードと更新方法
最新バージョン 5.8 (2025年9月20日リリース)
累計ダウンロード数:169回









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