WordPressで、PHPプログラム上で起きているエラーや警告、注意情報などを表示するには、wp-config.phpファイルで「define( ‘WP_DEBUG’, true );」に変更する方法が一般的です。また、画面上にあからさまに表示せず、ログファイルに残すように設定ぎることも知られています。
ただ、前者だとエラーなどの起きているファイルの場所が丸わかりになってしまいますし、後者だといちいちエラーログをダウンロードするなりして確認しなければならず、ちょっと面倒な感じがします。
今回紹介する「Error Log Monitor」は、WordPressの管理画面ダッシュボード上に、発生したPHPエラーの履歴を表示できるちょっと便利なプラグイン。設定上wp-config.phpへ記述を追加することは必要ですが、前述のような問題や面倒を解消できます。
プラグインのバージョン情報・動作確認の環境など
このページでは、現在このサイトで使用中で、WordPress公式より入手可能であり、私的に有用と思うプラグインを紹介しています。
なお、以下の環境およびプラグインバージョン時点での情報ですので、ご覧いただく際には内容が古くなっていることもありますが、ご容赦願います。
プラグイン名 | Error Log Monitor |
プラグインの作者 | Janis Elsts |
プラグインバージョン | 1.7.5(本ページ更新時点の情報です) |
言語 | 日本語で使用できます |
使用しているサーバー | |
WordPressバージョン | 6.2.2 |
PHPバージョン | 8.0 |
使用しているテーマ | Twenty Twenty-Two(子テーマ) |
★私はこのプラグインの日本語翻訳に参加しています
プラグインのインストール方法・使用方法
プラグインのインストールと有効化については他と同様に以下のいずれかの手順で行えます。
- プラグインの新規追加からプラグイン名で検索してインストール&有効化する
- 上記リンク先の公式ページよりダウンロード後、プラグインの新規追加からアップロードしてインストール&有効化する
プラグインの設定や基本的な使用方法
有効化すると、以下の画面がプラグイン一覧の上に表示されますので、「推奨設定を使う」をクリックします。

次に以下の画面が出てきますので、コピーして「wp-config.php」の「define( ‘WP_DEBUG’, false );」の下へ貼り付けます。

英語で「すべてのエラーログを表示するには「define( ‘WP_DEBUG’, true );」にすることをおすすめしますと書かれていますが、私の環境ではfalseのままでもうまく機能しているようです
「wp-config.php」への追記を行うと設定は完了し、ダッシュボードから、エラーログの確認ができるようになります。
「wp-config.php」は大事なファイルです。追記を行ったことがない方や不安な方は、このプラグインの使用は避けた方がいいでしょう
プラグイン使用上の注意点やカスタマイズ情報など
ダッシュボードの「PHP エラーログ」ウィジェットのタイトル部分辺りをマウスオーバーすると「設定」というリンクが現れ、そこから設定ができますが、特に変更の必要はないかと思います。
ただ、エラーログはどんどん蓄積していきますので、既知の(または対処済みの)エラーについては「対処済み」とマークすればよいですし、完全にエラー回避できている場合にはログを削除しておくと、確認しやすくていいと思います(特にログがたくさん溜まってもパフォーマンス自体に影響はないように思います)。
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