「User Login History」は、どのユーザーが、いつ、どこからログインしたのかをログ(記録)として残せるプラグインです。
単純なログインログだけでなく、ログインに失敗した記録も取れるので、不正ログインの検知にも利用できる便利なプラグインです。
このプラグインについて、良いプラグインをリリースいただいているお礼として、ささやかながら公式サイトの日本語翻訳へ参加させていただき、日本語化ファイルは完成しておりますが、翻訳が自動化されないようです。以下の「プラグインの日本語化について」に従って適用することで日本語でも使用できるようになります。
プラグインのバージョン情報・動作確認の環境など
このページでは、現在このサイトで使用中で、WordPress公式より入手可能であり、私的に有用と思うプラグインを紹介しています。
なお、以下の環境およびプラグインバージョン時点での情報ですので、ご覧いただく際には内容が古くなっていることもありますが、ご容赦願います。
プラグイン名 | User Login History |
プラグインの作者 | Er Faiyaz Alam |
プラグインバージョン | 2.1.0(本ページ更新時点の情報です) |
言語 | 英語(日本語で使用するには以下の「日本語化手順」を参照ください) |
使用しているサーバー | |
WordPressバージョン | 6.2 |
PHPバージョン | 8.0 |
使用しているテーマ | Twenty Twenty-Two(子テーマ) |
★私はこのプラグインの日本語翻訳に参加しています
プラグインの日本語化について
WordPress公式の翻訳機能によって、本プラグインのバージョン2.1.0の日本語化が完了していますが、翻訳接頭辞の相違(詳しくは割愛します)により、自動適用はされないようです。
現在、公式フォーラムにて、対応いただけるよう、私からお願いしている段階ですが、どうなるかは分かりませんので、必要な方は以下の手順で日本語化を行ってください。
以下で適用できる状態にしたものを本サイト内で配布していますので、ダウンロード後、手順に従って適用ください。
日本語ファイルの適用手順
- ダウンロードしたファイルを解凍してください
※中に「faulh-ja.po」「faulh-ja.mo」の2つのファイルがあることを確認ください - FTPクライアントツールやサーバーのファイルマネージャーを使って以下のディレクトリを開いてください
「wp-content」→「languages」→「plugins」
※開いた先には.po.mo形式のファイルのみでフォルダが存在しないことを確認ください - 1のファイル2つをアップロードしてください
※フォルダではなくファイルのみをアップロードしてください
赤字の部分に特に注意の上適用作業を行ってください
プラグインのインストール方法・使用方法
プラグインのインストールと有効化については他と同様に以下のいずれかの手順で行えます。
- プラグインの新規追加からプラグイン名で検索してインストール&有効化する
- 上記リンク先の公式ページよりダウンロード後、プラグインの新規追加からアップロードしてインストール&有効化する
プラグインの設定や基本的な使用方法
プラグイン有効化後、管理画面のメニューから「User Login History」をクリックすると、ログの確認ができます。
唯一設定すべきは、ログ画面の上の方にある「This table is showing time in the timezone」の部分で編集ボタンをクリックし、「Asia/Tokyo」を選ぶこと位です(これにより日時が日本時間になります)。
その他の設定はありません。
ログは通常のWordPressが使用する様々なテーブルと分けて保存されるので、データベース内を汚してしまうことも少ないと思われます。
ログが溜まってきたら、通常の投稿や固定ページと同様に削除することができます。
プラグイン使用上の注意点やカスタマイズ情報など
PHP8.0環境でのDeprecated警告への対処
この不具合は、バージョン2.1.1で解消されました
プラグインのバージョン2.1.0をPHP8.0環境で使用すると、以下のようなエラー項目が表示されることがあります。
Deprecated: Required parameter $ids follows optional parameter $table in /サイトのディレクトリ/wp-content/plugins/user-login-history/inc/common/helpers/class-db.php on line 113
これはPHP8.0で、デフォルト値が設定されているパラメーターの後に、デフォルト値のないパラメーターが存在してはならなくなったからで、今後のバージョンで改善されるかも知れません。
ひとまずこの非推奨項目(エラーと前述しましたが、正確には非推奨なので動作しないことはありません)
user-login-history/inc/common/helpers/class-db.phpの113行目にある
public static function delete_rows_by_table_and_ids( $table = '', $ids) {
を
public static function delete_rows_by_table_and_ids( $table = '', $ids = '') {
に変更することで解決します。
このことは、公式フォーラムでも提起されており、後のバージョンで恐らく改善されると思われます。
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