【HABONE】テーマ 使い勝手に関する設定項目と設定方法
| サブメニュー | 設定名 | 簡易説明 |
|---|---|---|
| セキュリティ | ログインをメールアドレスに制限する | ユーザー名によるログインを禁止します |
| XML-RPC通信を無効にする | ||
| REST APIを無効 | 外部からの不要なREST API経由アクセスを禁止します | |
| 添付ファイルページをリダイレクト | ||
| 標準機能の制御 | 内部リンクカードを小サイズに強制 | |
| リンクカードの幅を広げる | リンクカードの幅を本文幅へ広げます | |
| RSSフィードを更新日順にする | ||
| クイック編集で最終更新日を変更しない | ||
| 画像処理でGDを使う | ||
| サイトマップを無効にする | ||
| LazyLoad属性の付与を無効にする | ||
| ブロック形式のウィジェットを無効 | 従来のウィジェット設定画面へ戻します | |
| 「-scaled」ファイルが生成されないようにする | 大きな画像の自動リサイズ機能を無効にします | |
| ブロックエディタの初期表示 | ブロックエディタを開いたとき、「ブロックエディタへようこそ」画面の非表示、フルスクリーンモードの無効化をします | |
| ブロックテンプレート機能を無効にする | WordPress5.8から追加された、投稿および固定ページ編集画面でのブロックテンプレート作成機能を無効にします | |
| 投稿編集画面 | 再利用ブロックの編集を無効にする | 再利用ブロックの誤編集を抑止します |
| タグをリスト表示 | 編集画面のタグをカテゴリーと同じ一覧形式にします | |
| ブロックに外枠を付ける | 編集画面のブロックに薄い外枠を付けます | |
| メディアの表示を限定 | 投稿者権限以下のユーザーで、メディア一覧の表示をそのユーザーに限定します。 | |
| ブロックリストを1列表示 | ブロックエディタでブロックを追加する際の候補リストを1列表示にします | |
| その他 | 独自ブロックパターンを使う | 簡易テンプレート機能が実装できます |
| 「再利用ブロック」メニューを表示 | ||
セキュリティメニューの補足事項
ログインをメールアドレスに制限する
WordPressでは、管理画面へログインする際に「ユーザー名」「メールアドレス」のいずれかとパスワードで認証を行っています。また同様に「ユーザー名」は表示画面側の作者一覧(ユーザーの投稿一覧)上のスラグ(URLの一部)としても使われるため、セキュリティ上問題があります。
【HABONE】では、この項目を有効にすることで、「ユーザー名」による認証を禁止し、「メールアドレス」と「パスワード」による認証のみに制限することができます。
WordPressのインストール時にはサイトのメールアドレスと最初の管理者のメールアドレスが共通になっており、セキュリティ上問題がありますので、本機能を使う場合でも、必ず管理者のメールアドレスを変更してください。
XML-RPC通信を無効にする
リモート処理に使われるため標準で有効になっている機能ですが、これを通じて不正ログインを試みたり、サイトの改ざんを行おうとする事例が多数発生しています。
本機能を有効にすることで、XML-RPC通信を用いた処理を無効にし、不正操作を防止します。
REST APIを無効
サイト内や他サイトへの情報伝達手段として導入されているREST APIは、標準では原則いろいろな形で簡単に情報を取り出せるようになっています。
本機能では、REST APIを、サイト内部での利用および以下のプラグインでの利用に制限し、外部からの思わぬアクセスを防止します。
- Jetpackプラグイン
- Contact Form7プラグイン
- Redirectionプラグイン
プラグインなどを使う際に問題が起こるときは本機能を停止してください
添付ファイルページをリダイレクト
メディアへアップロードした画像やファイルに対して自動的に生成されるページへ直接アクセスされた際、トップページへリダイレクト(移動)させる機能です。チェックを入れるだけで有効になります。
標準機能の制御の補足事項
内部リンクカードを小サイズに強制/リンクカードの幅を広げる
WordPressでは、段落ブロックへサイト内ページのURLを貼り付けると、自動でカード形式に変換して表示する機能があります。
このカードは、リンク先のアイキャッチ画像のサイズによって、大きな画像とタイトルが上下に並んだタイプ(大カード)と、小さな画像とタイトルなどが横に並んだタイプ(小カード)の自動判断も同時に行われ、時には意図しないサイズで表示されてしまうことがあります。
本機能を有効にすることで、自動サイズ判断を制限し、すべて小カードで表示させることができます。
また、小カードの横幅も本文幅に比べて小さくなることが多いため、「リンクカードの幅を広げる」を有効にすることで本文幅いっぱいにカード表示されるようになります。
RSSフィードを更新日順にする
通常WordPressのRSSフィードは「公開日順」で設定数だけ出力されるようになっています。本機能を有効にすると、「更新日順」で設定順だけ出力されるようになります。頻繁に投稿の更新をするサイトでは有効です。
クイック編集で最終更新日を変更しない
投稿一覧から簡易編集ができるクイック編集機能で、更新日を変更しないようにします
本機能は単独投稿のクイック編集でのみ機能します。一括編集では更新日が変更されますのでご注意ください
画像処理でGDを使う
WordPressでは、アップロードした画像の処理に「IMAGICK」というエンジンを使っていますが、サーバーによっては複数の画像をアップロードした際に処理が停止してしまうことがあります。
本機能ではより処理負荷の軽い「GD」エンジンを使うようにすることができ、前述した不具合の発生を軽減します。
サイトマップを無効にする
WordPressが出力する簡易XMLサイトマップ(検索エンジン向けサイトマップ)の機能を停止します。
LazyLoad属性の付与を無効にする
WordPressが画像読み込み時に遅延処理をさせる「lazyload」属性を自動付加する機能を停止します。
ブロック形式のウィジェットを無効
WordPress5.8から採用されたブロックベースのウィジェット設定機能。投稿などと同じブロックという概念でウィジェットを構築できる機能ではあるものの、現在まだ開発途上のようで今後変更の可能性があることから、本機能を有効にして、従来のウィジェット設定を使えるようにします。
「-scaled」ファイルが生成されないようにする
WordPressでは、縦横のいずれかが2560pxを超える画像がアップロードされた際、元画像を残したまま「-scaled」という画像を新たに生成し、それを「full」サイズの画像として扱うようになっています。
ページ表示時の転送量を減らすという目的においてはすばらしい機能だと思うのですが、元画像が残ることでサーバー容量を余分に使ったり、画像の加工や入れ替え時にトラブルが起こることもあったり、何よりハイクオリティなままの画像を扱いたい場合には使いにくい基本機能とも言えます。
本機能を有効にすると、2560pxというしきい値(判断の基準)を8000pxという通常あり得ない値に変えることで、実質的には「-scaled」の画像が生成されないようになります。
巷には単純に無効にするコードも多数紹介されていますが、無効にならないケースがあるため、しきい値を変える処理にしています。
メディアの表示を限定
標準では、すべてのユーザーがメディアへアップロードした画像やファイルを誰でも利用できるようになっています。これは利便性を向上させるのには都合がいいものの、サイトの構成によっては使いにくいところもあります。
本機能を有効にすると、投稿者権限以下のユーザー(「訪問者」「寄稿者」「投稿者」)に対して、メディア一覧へ表示させる画像やファイルを、そのユーザーがアップロードしたものに限定することができます。
投稿編集画面の補足事項
再利用ブロックの編集を無効にする
WordPressの標準仕様では、投稿や固定ページへ挿入した再利用ブロックを編集画面上で自由に変更できるようになっています。再利用ブロックを編集すると、同じ再利用ブロックを挿入した他のページの内容も同時に変更されますから、うっかり編集してしまうことで不都合が発生する場合があります。
本機能は、再利用ブロックへ「再利用ブロックであること」を表示し、クリックイベントを停止で編集できないようにします。
再利用ブロックの編集は、後述する「再利用ブロックメニューを表示」を有効にすることで管理画面の左メニューから簡単に一覧の表示と編集ができるようになります。
本機能はCSSを使ってクリック動作を無効にする措置を行うものです。既知の問題として、再利用ブロック内にあるテーブルブロックについては、この機能を使っても編集が可能となってしまっています。現在対応を模索中ですが、対応できない可能性があります。また、プラグインなどが生成する独自ブロックを再利用ブロック内で使用した場合も、同様の不具合が発生する可能性があります。
タグをリスト表示
WordPressの標準仕様では、タグは選択式ではなく入力式になっていて、いくらでも追加することができます。その際に今まで設定したものが表示されていないため、どんどん増殖してしまうことも少なくありません。
本機能を有効にすると、同じく分類分けに使われるカテゴリーと同じ表示方法へタグの表示方法を変更し、今まで登録されているものからの選択と通常通りの追加ができるようになります。
ブロックに外枠を付ける
旧来のビジュアル・テキストエディタからの移行や、初めてブロックエディタに触れる方にとって、編集画面が真っ白なキャンバスであることで、編集しにくいと思われることも少なくありません。
本機能を有効にすることで、各ブロックへ薄い灰色の外枠が表示されるようになり、どのブロックなのか?空白のまま放置されているブロックがないか?などの確認ができるようになります。
もちろん、これは管理画面上の表示ですので、閲覧画面上では何も表示されません。
その他の詳細内容・設定方法
独自ブロックパターンを使う
WordPress5.5から採用された簡易テンプレート機能である「ブロックパターン」。旧来のエディタをお使いの方ならご存じの「クイックタグ」のような機能です。
あらかじめいくつかのブロックで作成したテンプレートを登録しておき、編集画面で簡単に呼び出せる便利な機能なのですが、なぜかWordPressの標準仕様ではこれが簡単に使えるようにはなっていません。
本機能を有効にすることで、通常の投稿と同じような画面(メニューや編集画面)でブロックパターンを作り、編集や管理が簡単にできるようになります。
「再利用ブロック」メニューを表示
再利用ブロックの編集は、投稿編集画面上で挿入されている再利用ブロックを直接編集するか、通常投稿編集画面からブロックの追加(選択)→再利用ブロックを選ぶことで行えるようになっています。
前述した再利用ブロックの編集を無効にする措置を行うと、後者の方法でしか編集できないことになり、管理上不都合を感じることも多いと思います。
本機能を有効にすることで、再利用ブロックの一覧へのリンクが管理画面の左メニューへ通常の投稿などと同じように表示され、不都合が解消されます。







