パスワード保護コンテンツ作成機能の概要
この機能は、「保護コンテンツ」というメニューからパスワード付きコンテンツの作成を行い、投稿や固定ページ内にショートコードを挿入することで、本文の一部をパスワードで保護(パスワードが不明な場合には閲覧できないようにする)する機能です。
本機能に関するプログラム的な部分についてはこちらを参照いただければ理解いただけると思いますが、本プラグインへ実装するにあたっては以下の機能を付加しております。
- 保護コンテンツの一覧上でワンクリックでショートコードをコピーできるようにしています
- フロントエンドのパスワード入力フォームのスタイルを設定しています
- パスワード認証時にページトップへ遷移せずそのままの位置にとどまるようにしています
- 機能を維持しつつコンテンツの確認を容易にできるよう、管理者権限を持つユーザーにのみ、パスワード入力フォーム内へパスワードを表示するようにしています
現在、パスワード保護コンテンツは1つの投稿や固定ページへ1つだけ挿入した際に正常に動作することを確認していますが、異なる保護コンテンツを複数挿入した場合には不具合が生じることを確認しております。
この点については今後改修できるようであれば改修を行うというスタンスですので、改善するかどうかは未定です。
パスワード保護コンテンツのデモ
以下実際に表示・動作させているデモコンテンツです。
パスワードは「12345」です、正しいパスワードを入れるとコンテンツが表示され、誤ったパスワードを入力すると警告が表示されます。
ブラウザのパスワード保存を有効にしない限り、画面をリロードする度にパスワードで保護する仕様になっています(保護機能自体はWordPress標準のパスワード保護機能を利用しています)
パスワード保護コンテンツ作成機能の使い方
本機能は「Hima Art Utility」プラグインの有効化と同時に機能します。有効化/無効化の設定などはありません。
本機能は1つのページに1つのパスワード保護コンテンツを使うことを前提としております。複数設置する場合には十分にテストを行うことをおすすめします
1.パスワード保護コンテンツを作る
プラグイン有効化後、管理画面の左メニューにある「HA Utility」メニューの中の「保護コンテンツ」というメニューを開き、通常の投稿と同じように、パスワードで保護するコンテンツを作成します。
作成が終わったら、公開前に下図のように右サイドバーメニューの「ステータス」右にある「下書き」リンクをクリックし、出てきた窓の最下部にある「パスワード保護」にチェックを入れ、任意のパスワードを設定してから公開します。

公開後も同様の手順でパスワードの設定をすることもできますし、クイック編集からパスワードの設定を行うこともできます
パスワード保護を設定していない場合、次項のショートコードを挿入した場所はパスワード認証フォームが表示されることなくコンテンツそのものが表示されますのでご注意ください
2.パスワード保護コンテンツを投稿や固定ページ本文内へ挿入する
「保護コンテンツ」メニューから、投稿や固定ページへ挿入する保護コンテンツの行にあるショートコードをクリックすると、パソコンのクリップボードにコピーされますので、投稿や固定ページの任意の場所へペーストしてください。
以下のショートコードパラメーターではショートコード個別に文字列の変更ができます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
title | 「このコンテンツはパスワードで保護されています」の文字列を任意に変更できます |
text | 「内容を表示するには有効なパスワードの入力が必要です」の文字列を任意に変更できます |
また、各所に挿入しているショートコードの文字列は以下のフィルターで一括変更可能です。
フィルターフック名 | 変更する文字列 |
---|---|
haup_pw_form_change_pass_error_message | 有効なパスワードを入力してください |
haup_pw_form_change_heading_text | このコンテンツはパスワードで保護されています |
haup_pw_form_change_message | 内容を表示するには有効なパスワードの入力が必要です |
aup_pw_form_change_pass_text | パスワード |
haup_pw_form_change_submit_text | 送信 |
文字列に変更がなければ、コピーしたショートコードを挿入するだけで機能します。
フロントエンドで確認すると、ショートコードを挿入した場所は下図のように表示されます。

パスワード入力欄に正しいパスワードを入力して送信ボタンをクリックすると、保護されていたコンテンツがパスワード入力フォームに代わって表示されます。
上図では最下部に管理者権限を持つユーザーに向けてパスワードを表示していますが、その他のユーザーにはこの行は表示されません
本機能の注意事項
本機能の使用時には以下の点にご注意ください
- 1つのページに複数のパスワード保護コンテンツ(ショートコード)を挿入することを想定していませんので、誤動作を起こすことがありますから、1ページ1保護コンテンツで使用ください
- パスワード保護の仕組みについてはWordPressの標準機能に依存していますので、パスワードの認証等の確実性については当方では保証できません
- 「保護コンテンツ」に作成したコンテンツについて、直接アクセスされてもトップページへ遷移するようにしていますので、直にコンテンツを見られることはないと思いますが100%保証するものではありません
- プラグイン停止と同時に本機能は無効となり、パスワード保護コンテンツ用のショートコードを挿入した箇所はショートコードがそのまま表示されるようになります
- プラグイン停止後には「保護コンテンツ」メニュー自体が表示されなくなりますが、コンテンツ自体が削除されず保持されます(プラグインの再有効化と同時に再び編集や作成が可能になります)
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