WordPressはコアファイル(プログラムファイル)とデータベースで動作しており、何かのトラブルで、WordPressが動作しなくなった時には、コアファイルを入手して入れ替えてみるという手段を使うこともあります。
そこで問題となるのが、トラブル発生前のサイトのバージョンが何だったのかということです。
いきなり最新バージョンで入れ替えてしまうと、さらなるトラブルを招くこともあるので、きちんと調べておきたいところです。
WordPressのバージョンはサーバー内にあるファイルからも確認できます。
FTPやサーバーのファイルマネージャーで目的のサイトの階層へ接続したら、「wp-includes」→「version.php」を開きます。
かなり上の方に以下の記述があり、〇〇の部分がバージョンです。
$wp_version = '〇〇';
目的のバージョンのWordPressは以下から探してダウンロードできます。
バージョンが分かったら、以下のようにすれば、WordPressそのものの問題が原因で動作しないということであれば、ひとまず動作するところまでは復元できます。
- 今サーバーにあるWordPressのファイル・フォルダをパソコンへバックアップ(ダウンロード)
- 同じバージョンのWordPressを入手して解凍
- 1の中の以下のファイル・フォルダを2の中へコピー
・「wp-contents」フォルダ
・「wp-config.php」ファイル
・「.htaccess」ファイル - 1が確実にできている(バックアップが取れている)ことを確認した上で3を1の場所へ上書きアップロード
この措置で一旦すべてのプラグインが停止され、テーマはその時のデフォルトテーマ(Twenty 〇〇)で稼働するようになります。
ただ、確実にWordPressのコアプログラムに問題があることが分かっている場合を除き、この方法で解決に至ることは少ないですから、安易に行わない方が無難でしょう。
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