【Hima Art Utility】プラグインをバージョン3.1へ更新しました。

今回は新機能の追加はなく、既知の不具合への対応と、今後リリースされるWordPress 6.3へのアップデート後に不具合(不都合)が出る可能性のある機能についての修正です。

不具合修正・調整など

関連投稿ショートコードの改修

関連投稿ショートコードを使用して出力されるアイキャッチ画像に対して、適切に「ページタイトル」がalt属性として出力されていなかった不具合を解消しました。

WordPress6.3で起こり得る不具合(不都合)への事前対処

現在WordPress6.3はベータ4の段階ではあるものの、正式アップデート後に以下の不具合が発生する可能性がありますので事前対処しておきました。

「スクリプト遅延読み込み」機能の改修

WordPress6.3では、「wp_register_script」および「wp_enqueue_script」というWordPressがスクリプトを読み込んだりスクリプトタグを出力する関数について、遅延読み込み(「async」「defer」)属性を任意に指定できるパラメーターが追加されました。

これについては以下のページで汎用例として公開していますので、興味のある方は参照ください

「Hima Art Utility」プラグインの「スクリプト遅延読み込み」はHTML上に出力されるスクリプトタグを探して「defer」属性を追加する機能ですので、以下の不具合(不都合)が出る可能性があります。

  • 本機能が出力する属性と、他のプラグインなどが出力する属性が重複する
  • 本機能が出力する「defer」属性と、他のプラグインなどが出力する「async」属性が重複する

同一スクリプトタグ内に重複した属性情報が出力されたり、異なった属性が出力されることは好ましくないので、「スクリプト遅延読み込み」機能を有効にした場合には、プラグインなどが出力する遅延属性を一旦削除した上で改めて「defer」属性を追加するという仕様へ変更しました。

これにより、前述した不具合や不都合が解消され、正常にタグ出力ができるようになります。

【Hima Art Utility】から出力するスクリプトタグへの対処

WordPress6.3で追加されるスクリプトの属性追加パラメーターは有用ですので、【Hima Art Utility】プラグインで出力するスクリプトタグは、すべて何もしなくても「defer」属性を出力するように変更しました。

これにより、属性を追加する機能を追加していないサイトでも、本プラグインが出力するスクリプトタグが遅延処理されるようになり、俗にいう「レンダリングをブロックするコンテンツ」とならず、スムーズに処理されるようになります。

もちろん、「スクリプト遅延読み込み」を有効にした場合でも、前項のような不具合(不都合)が発生することはありません。

追加した機能

今回の更新で新たに追加される機能はありません

最新版のダウンロード

最新バージョン 3.6 (2023年9月24日リリース)

66 ダウンロード