世の中にはWordPress向けの有料や無料のテーマが星の数ほどありますね。そんな中で、数回の本体更新の際に同梱されるデフォルトテーマはご存じですよね?
デフォルトテーマは、年に1回文字通りWordPressの標準及び緊急時の強制有効化テーマとして、Twenty Ten(2010年リリースを意味します)以降、西暦をローマ字表記にしたものが同梱されています。
従って、2023年の現在は「Twenty Twenty-Three」となっているわけです。
デフォルトテーマは、前述したように、使用しているテーマに不具合があって、削除や強制停止せざるをえない場合に、それを停止してもWordPressが動作するようにしている緊急用テーマという感覚で、当初から使用されない方が多いように思います(私もその一人です)。
ただ、2022年(Twenty Twenty-Two)から、大きく様相が変わりました。それは、テーマも投稿や固定ページと同様にブロックで構成できるようになったことです(これをFull Site Edit、略してFSEと言います)。
従来のレイアウトが半ば固定されたテーマ(現在ではこれをクラシックテーマと言います)とは違い、ブロックを自由に配置してレイアウトや表示するものを自由に配置できるという、今までのサイトやブログ作りの概念を一気に変えた機能で、この機能を持つTwenty Twenty-Twoテーマが初めてデフォルトテーマとして採用されたのです。
つまり、WordPressとしては「これからはブロックテーマ(FSE機能を持つテーマ)を主流として進んでいきますよ」という宣言というか方向性を示したわけです。
確かに、従来のレイアウトが決まったテーマを長年使用してきた人からすれば、「自由にしろと言われてもどうしたらいいのか分からない」気がしますし、デフォルトテーマを有効化してサイトを見た時の残念な感じ?は一見して「使えない..」と感じてしまうでしょう。
でも、なんとなく触っているうちに、結構いろいろできるようになるんですよ、これが。
その証拠に、このサイトは「Twenty Twenty-Two」テーマで作っています。このページもサイドバーがあって、背景画像があって、ヘッダー・フッターがあって..全然クラシックテーマと変わらないですよね?
そしてちょっとサイト作りに慣れた方が悩むのが、Google PageSpeed Insightsなどのページ評価テストの結果。直接的にそのテストの評価で検索結果の順位に反映されるということではないものの、あまり低い点だとやっぱり気になりますね。
でもこのページを試しにテストしてみてください。また、このサイトのトップページを同様にテストしてみてください。
どうですか?結構なスコア(というか全く問題ないレベル)で構成されていることを確認いただけると思います。
そう、ブロックテーマは自由であると同時に、最適な形になるように、いろいろな部分で補助をしてくれるのです(厳密にはGutenbergというブロックエディタの効用)。
自由にできて、しかも構成上問題が起きにくい、夢のようなテーマではありませんか?
クラシックテーマでいろいろとカスタマイズしてしまったサイトを切り替えるのはさすがに骨が折れることもあるかもしれませんが、新しくサイトを作るなら、まずは、デフォルトテーマである「Twenty Twenty-Two」や「Twenty Twenty-Three」といったブロックテーマを触ってみるのもいいかも知れません。
私の場合、これまで自作のクラシックテーマでいろいろとサイトを作ってきた経験を無駄にしないよう、機能をプラグイン化してブロックテーマに対応できるように調整した以下の独自プラグインを使っています。
無料で配布していますので、よかったら使ってみてくださいね。
また、このサイトの環境や使用しているプラグインなどは以下で掲載していますので、参考にどうぞ!(特別なことをしていないのも分かると思います)
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