【Hima Art Utility】プラグインをバージョン2.5へ更新しました。

更新内容は以下の通りです。

不具合対応・調整

固定ヘッダーに設定項目を追加

固定ヘッダー機能の設定に「表示を開始する位置」「フェードインの速度」「フェードアウトの速度」の項目を追加しました。

設定は「追加コンテンツ」→「固定ヘッダー」から行えます。

項目説明デフォルト
表示を開始する位置表示するまでのページ上部からの位置(px単位)200
フェードインの速度非表示から完全表示までの速度(ミリ秒)400
フェードアウトの速度表示から完全消去までの速度(ミリ秒)400

セキュリティヘッダー出力機能の調整

バージョン2.3で追加したセキュリティヘッダーの出力機能について、以下のように変更しました(赤字は新規に追加したものです)。

ディレクティブバージョン2.3バージョン2.5
X-Frame-OptionsSAMEORIGIN変更なし
X-Content-Type-Optionsnosniff変更なし
X-XSS-Protection1;mode=block変更なし
Referrer-Policyno-referrer-when-downgrade変更なし
Content-Security-Policy (CSP)upgrade-insecure-requestsframe-ancestors ‘self’
Strict-Transport-Securitymax-age=31536000; env=HTTPS出力を停止
Strict-Transport-Securitymax-age=31536000; includeSubDomainsmax-age=31536000;includeSubDomains; preload
Strict-Transport-Securitymax-age=31536000; preload出力を停止
Permissions-Policygeolocation=(), midi=(),sync-xhr=(),accelerometer=(), gyroscope=(), magnetometer=(), payment=(), camera=(), microphone=(),usb=(),fullscreen=(self)変更なし
Cross-Origin-Resource-Policysame-origin
Cross-Origin-Opener-Policysame-origin-allow-popups
Cross-Origin-Embedder-Policyunsafe-none

背景画像のプリロード処理スイッチ追加

背景画像を設定した際にヘッダーへ画像のプリロードを行うタグを出力するかどうかを設定できるようにしました。

設定は「ブロックテーマ向け」→「サイト全体の背景画像」で行えます。

有効にすると以下のタグがHTMLタグのほぼ最上位に出力されます。

<link rel="preload" href="背景画像URL" as="image">

この処理は表示パフォーマンスに良くも悪くも影響があります。劇的な表示速度の改善が見られない場合には無理に有効にする必要はありません

GAタグをヘッダーへ出力するように変更

GA4での計測正確性を試すため、今までフッターへ出力していたアクセス解析タグを、ヘッダーへ出力するよう変更しました。

しばらく様子を見て元に戻すかの判断をします。

リンクカードのデザイン調整のスタイル調整

「便利機能」→「基本機能の制御」にある「リンクカードのデザイン調整」をオンにすることで、少し見栄えのよい内部リンクカードにする機能で、スタイルコードの一部調整を行いました。

これにより、本機能有効化時のリンクカードの下余白が大きくなってしまう現象を解消できると思います。

スライダーショートコードの不具合対応

スライダーショートコードで、余分なpタグが付与されて、画像が表示されなくなる不具合を修正しました。

この不具合はWordPressバージョン6.2.2以降で発生しますので、WordPressのバージョン更新以降に不具合が出る場合はプラグインの更新必須となります。

機能追加・停止

アイキャッチ画像のloading属性変更機能を廃止

ブロックテーマにおけるアイキャッチ画像のloading属性の変更(eager)について、以下の要件から機能を削除しました。

  • WordPressのファーストビュー画像へのloading属性が正しく設定されるようになった(loading=”lazy”が付加されなくなった)こと
  • アイキャッチ画像ブロックの他、数個のデフォルトブロックが、アイキャッチ画像と同じ方法で出力される仕組みになっており、アイキャッチ画像のみへeager属性を付加することが困難で、ページ下部の画像も先読みしてしまうことでかえって弊害が大きくなる可能性があること

プラグインの設定項目から除外(非表示に)し、プログラムについても起動しないようにしましたので、特に使用されている方側で何も変更する必要はありません。

アイキャッチ画像のalt属性をページタイトルに置き換える機能を追加

アイキャッチ画像および同じ仕組みで出力される画像(最新の投稿ブロックの画像他)に対し、以下のようにふるまうことができる機能を追加しました。

  1. メディアにアップロードした画像のalt設定欄に入力があれば、その値を出力
  2. 1がなければ、現在の投稿・固定ページのタイトルを出力

機能の有効/無効の切り替えは、「ブロックテーマ向け」→「アイキャッチ画像」で行えます。

アイキャッチ画像のtitle属性をページタイトルに置き換える機能を追加

アイキャッチ画像および同じ仕組みで出力される画像(最新の投稿ブロックの画像他)に対し、以下のようにふるまうことができる機能を追加しました。

  1. メディアにアップロードした画像のタイトル設定欄に入力があれば、その値を出力
  2. 1がなければ、現在の投稿・固定ページのタイトルを出力

機能の有効/無効の切り替えは、「ブロックテーマ向け」→「アイキャッチ画像」で行えます。

固定ヘッダーのサイトタイトル・キャッチフレーズ置き換え

これまでの固定ヘッダーでは、再利用ブロックのIDが指定されていればそれを、指定されていなければ、WordPressの「サイトのタイトル」と「キャッチフレーズ」を表示させるようにしていました。

本バージョンでは、タイトルとキャッチフレーズを任意の文字列へ変更できる機能を追加しました。

サイトタイトルやキャッチフレーズが長く、固定ヘッダーの高さが大きくなってしまう場合に別の文字列が使えて便利になります。

設定は「追加コンテンツ」→「固定ヘッダー」から行えます。

従来通り、再利用ブロックのIDが指定されている場合には、この項目への入力は無視され、再利用ブロックの内容が優先的に表示されます

Matomo On-Premise用のアクセス解析タグ挿入機能を追加

アクセス解析ツール「Matomo」のスタンドアロン型(インストール型)である「Matomo On-Premise」を使う際に挿入する必要があるアクセス解析タグを簡単に設定できる機能を追加しました。

「アクセス解析と広告」→「Matomoアクセス解析タグ」タグを開き、以下の項目を設定ください。

  • アクセス解析タグを出力するかどうか
  • アクセス解析ページのURL(Matomoアクセス解析タグ上にあるURLを指定します)
  • アクセス解析時のサイトID(Matomoのアクセス解析タグ上にある数字を指定します)
  • ログインしているユーザーを計測対象にするかどうか

ダッシュボードウィジェットエリア機能

管理画面のダッシュボードへ管理上で必要な任意の項目を表示させることができるウィジェットエリアを2つ追加しました。

ウィジェットの設定は、「外観」→「ウィジェット」で行えます。

ブロックテーマの場合は「外観」へ「ウィジェット」メニューが追加されます

また、「便利機能」→「ダッシュボード」から、以下の内容を設定できます。

設定項目説明
ウィジェットエリアタイトル1ウィジェットエリア1のタイトルを任意の文字列へ変更できます
※未入力の場合「HAUP ダッシュボードウィジェット1」と表示されます
ウィジェットエリアタイトル1ウィジェットエリア2のタイトルを任意の文字列へ変更できます
※未入力の場合「HAUP ダッシュボードウィジェット1」と表示されます
ブロックウィジェットの無効化ブロック形式のウィジェット設定を無効にします
※すべてのウィジェット設定に適用されますのでご注意ください

不具合の発生を防止するため、この機能自体を無効にするオプション項目はありません。ダッシュボードウィジェットの表示が必要ない場合には、ダッシュボードの「表示オプション」から無効にしてください

内容にはショートコードを使えるようにしていますが、すべてが機能するとは限りませんので、実際に挿入・表示させて確認してください

最新版のダウンロード

最新バージョン 3.6 (2023年9月24日リリース)

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