最近ではWordPress向けに公式サイトで配布されているプラグインには、結構な確率で有料版(Pro版)を購入してもらうための試用版が多いように感じます。
昔は私も「なんだ、有料版でないとできないこと多いのか、じゃあいらない」という感覚でいました。
でも実際にテーマを作ったり、「Hima Art Utility」のようなごくごく個人ユース向け(というより自身のみ向け)のプラグインを作ったりしてみると、本当に大変で、正直無料でプラグインを配布してもらえているだけで感謝!という感覚に遅まきながら最近になって変わってきました。
そのお礼を兼ねて、最近では時間を見つけて、自身が有用だと感じるプラグインの翻訳に参加させていただいています(こちらでどんなプラグインやテーマの翻訳に貢献させていただいているかは確認いただけます)。
ただ、やっぱり有料版を斡旋するがためのプラグインやテーマよりは、無料版のみでフル機能のものを優先して使いたくなるのは仕方がないことですね。それも否定はしません。
一方、テーマについては有料のものを好んで使用される方が増えてきたように、SNSなどを見てると感じます。昔はアフィリエイト用にガツガツ稼ごう!みたいな方が使用していたような感じだったのですが、最近では一般的なブログを作る方(ついでにアフィリエイト的な方)も、最初から有用で有料なテーマを選択されているのではないでしょうか?
ここでふと「テーマは有料のものを別に惜しむことなく選択するのに、なぜプラグインは無料が優先されるの?」という疑問が湧きます(湧きませんか?)。
まあ、本当に本当に試用版になってたり、最初から有料のAPI連携をしないと使えないようなものもあるのですが、基本的な機能は有料版でなくても使えるものがほとんどなのに、なぜか有料版があると敬遠してしまいますよね?ビジネスの匂いがする~なんて(笑)。
そこで、テーマ・プラグインに限らず有料版(サブスクだったり買い切りだったり)にはどんな利点があるんだろうと考えた時、私の中で2つの答えが見つかりました。
それは、
- 有料で販売したものだから、無下に更新を終了してしまうことが少ない
- 有料版を販売するための無料版を公式で配布しているので、そちらも無下に放置となることは少ない
ことです。
1つでも有料版が売れれば、規約には「更新を打ち切ることもある」ようなことは書していても、当然ある程度の責任は負うことになるので、販売が継続しているうちは滅多に更新が途絶えることはありません。
逆に、無料版のみのものは、使用者にはありがたい限りではあるものの、WordPress公式上でも、古いままで更新されていなかったりするものが多くあるように感じます。
長期間更新されていない=即座に危険というわけではありません。特に問題のないコードのみを使用しているものや、初回リリースから大きく仕様変化がなく、多くの方に使われているものは逆に安全かも知れません。
プラグインは本当に星の数ほどあるので、同じ機能を持つものが多数あって選ぶのに困ることもあるとは思いますが、こういう観点から選んでみるのもアリかも知れませんヨ!!
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