読み進めて「なーーんだ」とならないよう、冒頭でお断りしておきますが、本ページは起こるエラーに対していろいろと調べて対処したけど結局解消できずというものも含めてメモとして公開しています。

完全にエラーを解消したいという方は別のサイトやページをお探しください。

..と前置きをしておいて..、個人的には、WordPressで何かを構築する際に必ずローカル環境が必要なのは、ブロックを作りたい時位で、その他についてはレンタルサーバー上に非公開&アクセス制限したサイトを用意すればほぼ事足りるので、今回はブロック作成用にパソコン上へ環境を作った時に遭遇したエラーについての話です。

そもそもWordPressが正常にインストールできない

これ最初にハマりました(笑)。ちょっと過去の記憶なので、結論だけ書くと、Local by Flywheelを稼働させるWindowsのユーザー名が日本語の場合には、Localが正常に起動しなかったり、WordPressがインストール途中でストップしたりします。

私の場合はこれに気づき、一旦Localをアンインストールした後に、Windowsのローカールユーザー(ローマ字のもの)を作り、再びLocalをインストールしなおして解消しました。

この件については、私が管理する別のサイトの以下のページで詳しく掲載してますのでよかったらご覧ください。

サーバーの選択によって起きる不具合

サーバーにApacheを選択した場合の不具合

Local by FlywheelでWordPressがインストールできた後、起動するとサーバーソフトウェアの選択などができるようになっています。その中で、「Apache」を選択した時に起きたWordPressでの不具合が以下の2点です。

画像のアップロードでエラーになるものがある

メディアライブラリで、画像をアップロードしようとすると、以下のような「サーバーが画像を処理できません..」というメッセージが出て失敗するという現象。

Local(旧Local by Flywheel)にインストールしたWordPressで起きがちなエラー|Personal WP Customization Notes (PWCN)

これについて調べた限りでは、エラーログを見ると、

mod_fcgid: HTTP request length 134934 (so far) exceeds MaxRequestLen (131072), referer: http:...

となっていたので、エラーを元に調べてみると、apacheの設定(conf)ファイルへ追記することで対処が可能となっていたものの、実際にやっても特に改善は見られませんでした(やり方が違う?)

一応やってみた時のスクリーンショットがこれ

Local(旧Local by Flywheel)にインストールしたWordPressで起きがちなエラー|Personal WP Customization Notes (PWCN)

編集後はちゃんとLocal自体も再起動させているので、改善されないことは間違いないかと思われます

ただ、検証するうちに気づいたのは、同じ画像でも、jpegはOKでPNGはNGだったり、同じjpeg形式の画像でも蹴られるものがあったりなかったりしたこと。

サイズというよりは、縦横比が大きいものはNGという感じでした。

WordPressはメディアアップロードを使ってアップロードした画像を登録(IDを付与)し、テーマなどの指示に従って複数サイズの画像を生成するということをしているので、これができないのは辛い。

とはいえ、100%アップロードできないというわけでもなさそうなので、テストで使用するなら処理できたものを利用すればいいでしょう。

プラグインやテーマのインストールで500エラーになる

また、プラグインやテーマをインストールすると、がっつり500エラー(内部エラー)が出て、まったく機能せずでした。

ただこれは、追加したかったらダウンロードして解凍したものを、ローカルサイトのpluginsフォルダ内(テーマならthemesフォルダ)に移動させて有効化すれば済む話なので、特に開発環境で問題視する必要はなさそうに思います。

ちなみに、nginxを選択した場合、上記のエラーは発生しませんが、別の不具合が発生します(不具合は以下)。

サーバーにnginxを選択した場合の不具合

Local by FlywheelでWordPressがインストールできた後、起動するとサーバーソフトウェアの選択などができるようになっています。その中で、「nginx」を選択した時に起きたWordPressでの不具合が以下の1点です。

phpファイルの更新ができない

functions.phpなどのphpファイルの編集時のみ、じっくり時間をかけた後で、「致命的なエラーをチェックするために..」というエラーが出て更新できないという不具合です。

これについては、レンタルサーバーでも過去に起きたことがあって、レンタルサーバー側で対処して収束したのですが、Local by Flywheelで、nginxにした時に発生します。

Local(旧Local by Flywheel)にインストールしたWordPressで起きがちなエラー|Personal WP Customization Notes (PWCN)

遠い記憶をたどっていろいろ調べたところ、原因は、WordPress4.9の時に追加されたコードの検証機能。コードエラーなどをチェックして、ロールバック(更新前の状態で停止する)というものだったと記憶しています。

この機能が起こる前は、何のチェックもなしに更新でき、更新後画面真っ白という経験をした方も多いのではないでしょうか?

ブロックに関わらず、開発環境において、このチェックが走らないのは困る(個人的には)ので、いろいろとググると出てくるチェック機能の停止は避けたいところです。

この不具合は幸いApacheでは出ないので、あくまでも開発環境としてローカルサイトを管理するなら、Apacheにしておいて、画像アップロードやプラグインインストールの不具合は目をつぶるというのが個人的には妥当かと思います。


まだローカルサイトを立ち上げて使い始めたばかりなので、他にもいろいろあるかも知れませんが、ざっと起きたのは以上でした。

まあローカルサイトを世に公開するわけでもないから、完全確実に稼働させる必要もないかと思いますが、気になる方はいろいろ調べてみてください(恐らくそれだけで結構時間が溶けます..)。