カスタムブロック満載のテーマを使う際の注意点と確認しておきたいこと

カスタムブロック満載のテーマを使う際の注意点と確認しておきたいこと

WordPressバージョン5.0から登場したブロック形式の編集システム(ブロックエディタ)。

ブロックエディタを簡単に言うと、投稿や固定ページの編集画面で見たまんまがほぼ?公開した画面と同じになるというのが最大の特徴である編集方法です。

バージョン5.0以降からWordPressを使い始めた人は標準のエディタがブロック形式なので、戸惑った方、すぐに慣れた方などさまざまでしょう。

さて、最近では、このブロックエディタ向けに、テーマの機能として、独自のブロックを備えたものが、有料テーマ/無料テーマ問わず増えてきました。

独自ブロックはとても魅力的で、編集画面上で「これがやりたかったのよ」というものが簡単に、しかも見ながら色などを変えられるすばらしい機能です。

ただ、便利なブロックを挿入してどんどん投稿や固定ページを作る前に、1点だけ確認しておいてほしいのが、テーマを変更したときにどうなるのか?ということ。

具体的には、独自ブロックを持つテーマを有効化して、ひとまず何か独自ブロックを含めた投稿を作り、あえて別のテーマにしてみるということです。

...どうでしょう?

表示画面側はきちんと編集した通りに表示されましたか?

その投稿の編集画面を開いたときはどうでしょうか?

...そうなんです。

独自ブロックはそのテーマが有効化されている間だけ使える機能なので、大抵のブロックは壊れてしまうのです。

壊れたブロックに対するプログラムが変更したテーマには存在しないのですから、修復もできません。

つまり、そのテーマを使っていれば..という機能なのです。

それを知らずに何百、何千もの投稿や固定ページを作った後で、将来的にテーマの更新が中止されて使えなくなったら...、そう、待っているのは大量のコンテンツの修正です。

恐らく「ブロックがたくさんあって便利~~♪♪」でそのテーマを選んだ方は、当然そのブロックを構成するプログラムに関する知識はないでしょうから、別のテーマに変更したときに機能を移植するなんてことはできないでしょう。

つまり、将来的に待っているのは...大量のコンテンツの修正なのです。

別に私は独自ブロックを持つテーマを否定するつもりはありません。初心者にとって簡単に見栄えのいいコンテンツ(本文の中の部品)が作れることはとても魅力的ですから。

ただ、WordPressが動作する環境も、WordPress自体もどんどん変化していっている中で、まだまだブロック編集機能はあーなったりこーなったりと修正が繰り返されている機能。

テーマ作者もこの変化に応じて微修正を繰り返している現状があるのはWordPress関連のツイートなどを見てもお分かりになるでしょう。

その状況の中、もしもそのテーマの作者に何かがあって、テーマが更新されなくなったら..待っているのは..そう、大量のコンテンツの修正です。

そこで独自ブロックを持つテーマを使われる際に、私が留意するべきだと考えることをいくつか挙げておきますので、テーマの機能美を比べるのと同時に参考にしていただければ幸いです。

  1. 独自ブロックを持つテーマの作者は個人か?企業体か?(個人だとその人に何かあったらアウトです)
  2. 独自ブロックの機能自体をテーマ内包ではなく、プラグインとして提供しているか?
  3. 独自ブロックの機能がテーマに内包されている場合で、他テーマへ移行時に踏襲する代替機能を提供しているか(別のテーマへ移行後はプラグインなどで機能を補完できるなど)

もしもテーマ変更後に大量のコンテンツの確認と修正をしたくなかったら、そのテーマ独自のブロックは一切使わないということになるので本末転倒ですから、よく考えてテーマを選ぶことをおすすめします。

また、独自ブロックのあるなしに関わらず、有料テーマについて有用性を力説しているページの中には、使わせることで収入を得る(いわゆるアフィリエイト)目的のものも多く存在するので、特にテーマの導入ページへ遷移するボタンがそのテーマの公式ページ直結でなかったら、眉唾物として見るのが一番だと思います。

もう一度書きますが、独自ブロックを持つテーマを否定するつもりはありません..。

別に独自ブロックを持つテーマを使わなくても、プラグインの新規追加画面で「block」と検索すれば、独自のブロックを追加できるプラグインが多数出てきます。

プラグインは独立したプログラムなので、テーマを移行(変更)してもほとんどの場合使い続けることができますから、大量のコンテンツを修正しなければならなくなるリスクはかなり軽減されるので、個人的にはおすすめします。

ただ、プラグインもテーマ同様、作者に何かあったら..というのは当然ありますからどちらがいいかというのは難しいところです。

中盤で一度触れたように、WordPressのブロックエディタは、まだまだ発展途上で、本当にいろいろな微修正や新たなブロックの追加などがバージョンアップの度に行われています。

そして、現在の標準ブロックでも、特別なことを望まなければいろいろなことができます。

本当にその独自ブロックが必要か?標準ブロックで何とかならないか?ブロックパターンに有用なものはないか?など今一度考えて、よいテーマを選びたいものです。

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作者:

WordPress用テーマ「HABONE」の開発、プラグインやテーマの翻訳、WordPressの使い方やカスタマイズ方法などの情報を配信しています。

年齢:50代 趣味/園芸・ペット・卓球